スタンド能力ってどんな理屈なの?

まぁ、劇中で既に語られていますがスタンドってのはどうやら『精神エネルギーの映像』らしい。
だからスタンドに直に触れる事は(基本的に)出来ないとのこと。
ならばその精神エネルギーの映像をいかにして放出しているのか、そこの所を考えてみました。
精神というからにはおそらく個々人の心や意思に関係しているのでしょう。
という事は精神エネルギーとは心や意思のエネルギー。
それを何らかの方法で映像として現実に投影しているわけですか。
ここでふと思ったのですがこれってType-moonに出てくる固有結界に似ていますよね?
固有結界というのはまぁ簡単に説明すると術師の心象風景を一つの世界として現実の世界に侵食させて発現する物。
長所はそれ自体が一つの世界だから既存の魔術法則などに囚われず様々な能力を発揮する事。
短所は心象風景という個人の意思では変えられない物を発現する為に能力を選択できない事。
また、一時的に世界に世界を上書きしているような物なので常に抑止力の干渉を受ける。
こんなところですかね。
抑止力の干渉に関してはネロのように自分の中に展開する事で干渉を防いだりそもそも世界寄りのアルクェイド、アーチャーは干渉を受ける心配がないですがここでは脇に退けときましょう。
で、スタンドと固有結界のどこが似ているかというと術師の心象風景で能力が決まり、どんな能力か選ぶことが出来ないという点です。
『スタンドとは無意識の才能』であり、能力者の心によって能力が定まっています。
という事はスタンドを発現させている原理も固有結界と似ていると考えても良いのではないでしょうか?
すなわち、一時的に『世界の常識』に上書きを行っているという事。
例えばホワイトアルバムというスタンドを例に挙げてみます。
このスタンドは能力者の周囲の気温を下げることが出来ます。
普通気温を下げる場合何らかの触媒なり装置が必要で、しかも下げた分だけ熱エネルギーをどこかに排出しなければいけません。
しかしホワイトアルバムは能力者が下がれと思えばいくらでも下がり、しかも能力の射程距離外の気温が一気に上昇した描写もありません(そんな所まで描く必要がないってのもありますが)。
ここで世界の上書きという仮説を適用してみます。
まず能力者が自身の心象世界を世界の常識に上書きする事で『ホワイトアルバムというスタンドが存在する』世界になります。
この時点でスタンドの映像が世界に投影される事になります。
そしてそのホワイトアルバムには『周囲の気温を下げる』という心象風景に沿った能力が付随している。
ここに熱量保存の法則などは存在せず、世界がそういう理屈になっているのだからそれを受け入れるしかありません。
このようにスタンド能力とは現実世界の常識を能力者の心象風景の通りに捻じ曲げる能力だとしたら全ての能力の説明がつきます。
なんたってそれが『世界の常識』となるわけですから。
しかも固有結界と違い世界を丸ごと変えるのではなく常識の一つを変えるだけだから抑止力の影響も非常に弱くてすむという訳です。


とまぁ、ここまで風呂に入っててふと思いついた頃をツラツラ書いてみたわけですが結局のところ固有結界とスタンドをむりやり関連付けただけですな(^^;。
また気が向いたら時間関係のスタンド能力に関して色々と書いてみようかなぁ。


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